今回は私が精子ドナーになろうと思った、その経緯についてお話ししたい
と思います。
私の姉はレズビアンでした。
弟の私が覚えている限りでは、小学校高学年くらいから男の子と全く遊ば
なくなって、中学生くらいからは今思えば彼女と思える同級生をよく家に
連れてきていました。高校生になると「私は女の子のほうが好き!」と憚
ることなく宣言していました。
両親も、姉に対してネットでたまに見かけるような「お前はおかしい」等
理解を拒んだり、反発をすることなく「○○(姉)が好きならそれでいいんだ
よ!」と、すんなり受け入れられたのでした。
姉以上に両親が世間体だとか古風な恋愛観にとらわれない珍しいタイプだ
ったのでしょう。
彼女は「まだ子どもを持つ時期ではないけど、私は精子バンクで子ども産
むから、孫の心配はしなくていいよ!」とも話しており、これが民間の精
子提供活動について知る、大きなきっかけになりました。
姉弟なので、私にも似た部分は多少あるのかもしれません。
特にそう感じる部分は、人を好きになるときに同性でも異性でも「好き」
の方向性が同じというか、恋人に対して肉欲的なものよりも精神的な繋が
りを求める部分が大きい所だと考えています。
これは提供方法を影響を与えていて、シリンジ法にこだわり、提供活動で
もプライベートでも、性的接触を自分で禁じ手にしています。
もちろん一番は姉がいずれ精子バンクやネット上の精子ドナーさんに頼る
ことになったとき、身内として肉親がタイミング法(性行為)を強要された
ら、悲しいですし、ご提供で生まれたご依頼人のお子さんが、同様の目に
遭ったら、同族といえど怒りを覚えるということでもありますが。
姉の影響と、もう一つ自分の中で提供活動をする大きな理由があります。
それは、自分を試すことです。
子どもを産み、育てることは人生の大きなターニングポイントです。
大切な機会を和田に任せてくれる、勇気あるごふうふに私は出会いたいの
です。
ネット上には他にも素晴らしい精子ドナーさんが沢山いらっしゃいます。
あえて精子提供という手段を使って、ドナーを吟味し私を評価し、
ご依頼をしてくれる、
そのわずかな方に、自分は誠心誠意向き合い
この身を捧げたいと思います。
ご提供の相談は、
fattyboomboom1003@gmail.com までどうぞ!